第107回JOEM案内
色素増感太陽電池の展望を探る
有機エレ材研(JOEM)《電子情報通信学会 有機エレクトロニクス研究専門委員会との共催》
《開催趣旨》
70年代のオイルショック以降、主として経済的・政治的判断から化石エネルギに頼る生活が危ういものという認識が出て、代替エネルギ探査が急務となった。現在では地球環境の保全という視点が加わり、クリーンなエネルギ源として太陽光エネルギを利用する研究が活発になっている。今回は1991年にグレッツエルが発表した色素増感型太陽電池のその後を取り上げる。この太陽電池は従来のpn接合型太陽電池とは異なる光電変換メカニズムであり、実用化に向けての活発な研究開発が行われている分野である。
《日 時》 1999年10月15日(金)1時〜 5時
《会 場》 機械振興会館 6階67号室
《プログラム》
座長 林原生物化学研究所 松井 文雄
1:00〜2:00 色素増感太陽電池の現状と高性能化 荒川 裕則(物質研)
2:00〜3:00 次世代酸化チタン太陽電池の課題 柳田 祥三(阪大院 工)
3:20〜4:00 酸化チタン多孔質膜を用いた色素増感太陽電池 −その特徴と課題−
垰田 博史(名工研)
4:00〜4:40 レーザーアブレーション法による光半導体微粒子の創製 亀井信一・余語克則・石川正道(三菱総研)・小田原修(東工大)