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 本校は、1920年(大正9年)に、山形県立実科高等女学校として開校し、今年で創立105周年を迎える全日制の高等学校です。その間、17000名を超える卒業生が本校を巣立ち、現在も社会の様々な分野で活躍しています。校舎の移転や幾度の学科・校名の変更を経ながら、1977年(昭和52年)に現在の校名に改称、1999年(平成11年)には県内3番目の総合学科の高校となり現在に至っています。「個性を伸ばし、創造力豊かにして、共に生きる社会に貢献できる人間を目指す 進取 自律 融和」を教育目標とし、現在は「文理総合」「ビジネス総合」「福祉保育総合」の3つの系列を設け、生徒の豊かな個性を尊重し、ひとりひとりの可能性を引き出す教育を実践しております。

 本校の特色の一つに充実したカリキュラムがあります。生徒は、自分の興味関心や進路を踏まえて、多種多様な選択科目から履修する(授業を受ける)科目を選択し、自分だけの時間割で学習活動に取り組んでいます。また「TONARIプロジェクト」では、外部講師の講義を聴いたり、インターンシップを経験したりしながら、生徒自身が設定した様々な課題について探究活動を行っています。生徒たちの進路は、国公立大学・私立大学・短期大学、各種専門学校、就職(民間企業・公務員)と多岐にわたっていますが、こうした深い学びを通じて、それぞれの進路志望を実現させています。

 部活動や生徒会活動、課外活動にも生徒たちは積極的に取り組んでいます。2019年インターハイでは、弓道女子団体が初出場、初優勝を成し遂げました。今年度(2025年度)はなぎなた部が個人・団体ともにインターハイ出場、空手道部は28年連続でインターハイ出場を果たしています。近年では、文化部でもダンス部、美術部、報道部が全国大会出場を果たすなど、数多くの部活動が全国レベルで活躍しています。ボランティア活動にも積極的に取り組み、毎年、天童桜まつりの人間将棋や、天童夏まつりの花笠踊り・パレードに参加するなど、「地域とともに歩む天高生」として、明るく伸びやかに学校生活を送っています。

 こうした本校の充実した教育活動は、天童市を中心とする地域の皆様、同窓会、PTAの皆様からの多大なるご支援・ご協力に支えられております。この場を借りて心より御礼申し上げます。生徒一人ひとりが生き生きと活動し、それぞれの夢を実現できる学校づくりに努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
山形県立天童高等学校
校 長 佐 藤 英 司