戸塚パルソ通信@メール 第142号
戸塚カレンダー
2024年10月
歳時記・イベント紹介戸塚カレンダー2024 年10月
10月の歳時記
・10月08日 寒露(二十四節気)
・10月10日 目の愛護デー
・10月12日 芭蕉忌
・10月14日 スポーツの日(祝日)
・10月14日 鉄道の日
・10月15日 十三夜
・10月17日 貯蓄の日
・10月18日 統計の日
・10月23日 霜降(二十四節気)
・10月24日 国連の日
・10月27日 読書週間(〜11/9)
・10月31日 ハロウィン
「芭蕉忌」
10月12日は「芭蕉忌」。
江戸時代の俳聖・松尾芭蕉が亡くなった日です。この日付は旧暦なので、季節的には、11月の下旬になり、もう少し寒さが厳しい季節のことです(実際の命日を太陽暦で換算すると1694年の11月28日になります)
松尾芭蕉は、寛永21年(西暦1644年)に、伊賀国に生まれました。名字帯刀こそ許された家でしたが、実際の生活は貧農だったと言われ、伊賀では武家屋敷の下働きだったとされます。
やがて俳句で頭角を表した芭蕉は、江戸に上り、蕉門と言われる一流を建てるまでに至ります。
松尾芭蕉の特徴として、街道の行き来が厳しく規制されていた当時において、数々の紀行を行なっていることが挙げられます。「のざらし紀行」「笈の小文」「更科紀行」など。
この行動の広さと、伊賀出身であることが結び付けられ、幕府隠密だったという噂がありますが、確証はありません。
西行500回忌である元禄2年(1689)には、芭蕉は「おくのほそ道」の紀行に出発し、代表作の多くを生み出します。
「おくのほそ道」が書物として刊行された元禄7年(1694)、伊賀から大阪へ向かう旅に出ます。この旅で体調を崩した芭蕉は、そのまま、大阪で病に伏し、息を引き取ります。
享年50。事実上の辞世となった「病中吟」が【旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る】です。
江東区芭蕉記念館