戸塚パルソ通信@メール 第122号
地域情報
2023年2月
隣の七福神川崎七福神
今回は、南武線沿線の七寺をめぐる「川崎七福神」です。1983年に始まり、今年40周年を迎えました。
川崎市中原区にあり、真言宗智山派のお寺が6ヶ寺、真言宗豊山派のお寺が1ヶ寺です。智山派も豊山派も「新義真言宗」と呼ばれる、真言宗の中でも新しい宗派です。
■布袋尊を祀る大楽寺
荘厳な三重塔があります。境内には幼稚園も。
■寿老神を祀る無量寺
戦国時代の天正年間の開創。本堂は歴史を感じさせますが、戦災で焼失したものを、昭和29年に再建したもの。子育て地蔵でも有名。
丸子山王日枝神社
桓武天皇の孫の開創と伝わり、1200年の歴史を持つ
■恵比寿神を祀る大楽院
吉良氏にゆかりが深いとされている。所蔵の釈迦如来像は、川崎市重要歴史記念物。この大楽院だけが、真言宗豊山派。
原家旧住宅表門
国登録有形文化財。現在は門だけが現地に残り、明治を代表する近代和風建築とされ、川崎市重要歴史記念物の母屋は、川崎市立日本民家園に移築・保存されています
■大黒天を祀る西明寺
かつて、徳川将軍が中原街道を利用した時に滞在する小杉御殿に隣接し、いざという時は、御殿を守る防衛ラインとして機能させることが想定されていたという説があります。
小杉神社
等々力陸上競技場
川崎フロンターレのホームタウン。競技場を含む等々力緑地は、スポーツと緑の楽園です。
■毘沙門天を祀る東樹院
寺名は多聞寺。室町時代に、元からあった毘沙門天(多聞天)の社にお堂を建てたことが起こりといいます。
八大龍王弁財天
川崎七福神ではありませんが、古くから多摩川に近い池のそばにあった祠を、昭和34年に再建したものとのこと
八ツ目土と水道水源地
多摩川の旧堤防。8回も決壊したので八ツ目土というとのこと。八大龍王に続いて、ここも八に縁があります。
■弁財天を祀る宝蔵寺
元は吉良氏に関連する寺で、吉良氏が衰退した後は在地の有力者、原氏の祈願所として再興されたそうです。
■福禄寿を祀る安養寺
戦国時代・永禄年間の創建。関東大震災で被災して、仮堂だった本堂が、昭和41年に再建されました。
多摩川の風を感じながら歩ける七福神。公式サイトでは1番は大楽院(恵比寿神)になっていますが、今回は東急元住吉が最寄りの大楽寺(布袋尊)から一筆書きで回ってみました。
■川崎七福神
■川崎七福神公式ホームページ