パルちゃんのおしゃべり大好き
横浜市担当者に突撃インタビュー!!
特別企画
今回は戸塚駅周辺開発事務所に伺いました!!
平成 24 年度末の竣工に向けて、公益施設が着々とその姿を明らかにし て来ています。 公益施設の完成で、トツカーナ、戸塚パルソをふくむ、戸塚駅西口再開 発事業は一つの区切りを迎えます。 今回は、特別企画として、戸塚西口再開発事業の様々なご苦労や思い出 を伺いに、横浜市都市整備局戸塚駅周辺開発事務所をお訪ねしました。 お忙しい公務の合間、貴重なお時間をいただくことが出来ました。
秋葉和彦(あきば・かずひこ)再開発課長に伺いました。
パルちゃん:あと半年と少しで、区役所などが入る公益施設が完成して、 戸塚駅西口の再開発事業も一区切りとなりますね。本当に楽しみです。
秋葉課長:昭和 37 年の土地区画整理事業の都市計画決定から始まった 事業ですから、50 年、その間、平成6年の再開発事業の都市計画決定や、 計画の変更などを経まして、半世紀をかけてようやく完成形が見えてき ました。 当時を知る先輩方から色々とお話を伺っていますが、今日に至るまで 様々な紆余曲折がありました。よくここまで到達したと思うと、感無量 です。この事業に関わった横浜市職員は 200 人を超えるんですよ。
パルちゃん:あらためて大事業だったと感じます。
秋葉課長:戸塚駅西口の再開発事業は、第2種市街地再開発事業と言わ れるもので、公共用地を確保するために、いったん市が買収する形が原 則です。引き続きここに残りたい、営業したいと希望された方々には、 市が再開発ビルを建築した後に区分所有者やテナントとして戻っていた だく形をとります。再開発前の権利者の方は 462 名いらしたのですが、 再開発後は 128 名になり、約 3/4 の方が転出されました。地域の発展 と公共の福祉のためにご協力いただきました権利者の皆様に感謝いたし ます。 再開発事業は今年度末で一区切りを迎えますが、まだ、国道1号の通称 『大踏切』による交通渋滞の解消を図るため、アンダーパスの工事やデッ キの工事が残っています。アンダーパスの平成 26 年度の完成まで、横 浜市の事業は続きますので、引き続き市民の皆様には工事へのご理解と ご協力をお願いします。
パルちゃん:これからもよろしくお願いします。こちらのお仕事で、秋 葉課長が、特に思い出に残っていることはなんですか?
秋葉課長:私は平成 20 年にこちらの事務所に着任しました。再開発ビルの理事会や商店会などの組織化の段階でしたので、皆さんのご意見を 調整して、規則などを作っていくところから関わりました。 再開発ビルのオープンまでに施設の維持管理運営や商業運営なついて皆様と様々な議論を重ねまして、ご理解を得ることが出来たと思っています。
調整といえば、平成21年度は、工事施工調整がすごかったですね。トツカーナ、パルソ、バスセンターなどが同時並行で平成22年4月のオー プンに向けて工事が進んで行きました。その中で事故が無く、スケジュー ルどおりに進むように各工事を調整しなければなりませんでした。本当に目が回るようなというのは、あのことでしょう。 おかげさまで、無事に平成22年の2月末には建築工事の完了公告を出せ、3月1日に皆様に引渡しをすることが出来ました。私はトツカーナ入居者への引渡しに立ち会いました。トツカーナの1階 中央プロムナードで、順番に皆様に引渡しを行ったのでとにかくその日は寒かったことを覚えています。凍えながら、朝から晩までかかって全員に引渡しを終えた時には心底ほっとしたものです。嬉しかったですね。
パルちゃん:本当におつかれさまです。
秋葉課長:その後、4月2日のオープンに向けて、今度は各テナントの 搬入の調整です。什器の搬入、商品の搬入と、とにかく作業が重なりますので、日程や導線をきちんとしないと危険です。通常の体制ではキャパシティオーバーになる日もあるので、警察署と協議して、道路上に荷さばきの場所を設けるなど、地域のご協力も得て、オープンにこぎ着けることが出来ました。
パルちゃん:今、無事にパルソやトツカーナがにぎわっているのは、秋葉課長をはじめとする皆さんのそういうご苦労の賜物なんですね。ありがとうございました。
パルちゃん:前回、西口商業施設オープンまでのご苦労を伺いました。オープンしてからも、日々、色々なことが起こっていると思うのですが。
秋葉課長:そうですね。市民の皆様からは本当に色々なご意見をいただいております。利便性を高めるために、非常に参考になるご意見もあります。
パルちゃん:市民の声が反映された、代表的なものを教えてください。
秋葉課長:まず、バスセンターのある、第1交通広場が駅から少し距離があります。計画の見直し段階で市民より意見募集を行いました。寄せられた意見の中に『もっと駅に近接させられないか』とか、『駅前でバスから降りられるようにしてほしい』というご意見がありました。
そこで、第1交通広場の位置を変更することは困難でしたが、バス事業者とも協議し、降車専用のバス停を設置する計画に変更しました。おかげさまで、昨年9月の道路(戸塚駅前線)の開通時に、戸塚駅の目の前に降車専用のバス停を設けることができました。バスの終点はバスセンターで変わりませんが、利用者の9割がたが、終点の手前の降車専用バス停で下車されているようで、お役に立っていると思います。
また、タクシー乗り場は、駅に直結した公益施設の中(1階)の第2交通広場にも設けられますが、そちらのオープンまでは、駅利用者の方にも第1交通広場に設けたタクシー乗り場を使っていただくことにしていました。ですが、ご高齢の方や足が悪い方のことなどを考慮して、少しでも駅に近くという声を受け、降車専用バス停の向かい側に、公益施設オープンまでの間の暫定的なタクシー乗り場を設置しました。お年寄りの方などから喜びの声をいただいています。
秋葉課長:また、施設の完成後は、とにかく「今いる場所が分からない」という声が多かったですね。
パルちゃん:私も、オープン当初は「お客様が迷ってしまって大変」という声をよく聞きました。
秋葉課長:建物が一新されたこともあるんですが、一つには地形的な問題で、バスセンターがある第1交通広場から戸塚駅に向かうと、バスセンターが1階で、1階部分が地下階のような錯覚が起こるんですね。戸塚駅の橋上改札からトツカーナを通ってゆくと、バスセンターが2階なのがわかると思うんですが、バスセンターで降りると、そこが1階の様に感じてしまう。この対策として、トツカーナの中央プロムナードに大きく階数を表示す るなどして、現在地を認識しやすいように努めてきました。
パルちゃん:おかげさまで、最近は「場所が分からない」というお声はあまり聞かなくなりました。
最後に、いよいよオープンする公益施設の注目ポイントを教えてください。
秋葉課長:公益施設は、戸塚区役所、区民文化センターのホールやギャラリーなどが入りますので、区民の皆様の利便性の向上と、芸術文化活動の拠点になると考えています。注目していただきたいのは、3階に設ける市民利用ゾーンで、市民の皆様の憩いと交流の場になればと考えています。ゾーン内には子育て支援スペースを設けて、お子様連れの方々の利便性向上を考えています。詳細は検討中ですが、「子育て支援」は横浜市全体としても重点課題です。子育て世代の皆様に喜んでいただけるものになると考えています。
パルちゃん:本日はありがとうございました。
公益施設:平成25 年3月オープン予定。区民文化センターは約半年間のリハーサル期間を経て、同年9月公開予定。利用申込は半年前から受け付ける予定。
インタビューにお答えいただいた秋葉和彦再開発課長(右)と、アテンドいただいた吉原秀典再開発課課長補佐担当係長(左)のお二方
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