Touken Komachi







刀 白鞘入り 毛抜形太刀拵付 
Katana, Shirasaya, Kenuki-gata Tachi Koshirae

菅原包則
Sugawara Kanenori
【銘文】裏 : 帝室技芸員菅原八十五翁作  大正三年十月吉日
【寸法】刃長 69.7cm(2尺3寸0分0厘)、反り 2.6cm(8分5厘)、元幅 3.00cm、元重ね 0.68cm、先幅 1.92cm、先重ね 0.39cm、目釘孔 2個、刀身重量 578.5g 、白鞘全長 99.5cm、拵全長 100.5cm、
【時代】大正3年
都道府県東京

【特徴】姿は、鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、反り深く、中切先となる体配。

 茎は、生茎、鑢目切り、先栗尻、目釘孔二。

 地鉄は、杢目肌、綾杉風となり、地景入り、冴える。

 刃文は、互の目乱れ、刃中鍛え肌ところどころ絡み、足入る。

 帽子は、湾れ込み、小丸に返り、先掃き掛ける。

 梨子地桜花唐草文蒔絵鞘毛抜形太刀拵 : 総金具(桜花唐草図)、縁銘 皆具 宮田信明 紀元二千六百三年、目貫(毛抜形桜花紋図)、鐔(四方花頭文図 無銘)、大切羽(四方猪目透桜唐草図 無銘)

【見どころ】宮本(姓氏 : 菅原)包則は、天保元年、伯耆国武田村大柿(現在の倉吉市大柿)の醸造家の二男として生まれ、刀工を志して嘉永3年に備前長船の横山祐包に入門しました。安政3年に鳥取藩家老職荒尾千葉介の抱工となり、孝明天皇の御太刀を上納、慶應三年に能登守を受領し、翌年には有栖川宮に従い陣中鍛刀し、明治元年、三条宗近にあやかり稲荷山剣石に参籠して明治天皇御太刀と稲荷社奉納刀の他数口を鍛えています。

 廃刀令後は一時帰郷して農具製作を行い、明治18年以降、伊勢神宮遷宮御神剣の太刀・鉾・鏃などを日置兼次とともに鍛造上納し、正倉院御物古代宝剣の模造を日置兼次・石堂一光らと行った他、熱田神宮御神宝太刀や靖国神社奉納御宝剣、伊予招魂社御宝剣などの数々に製作の任にあずかりました。また、皇族や華族のお守り刀を多く製作し、明治36年には陸軍大臣寺内正毅の斡旋で英国陸相の需めによる佩刀の製作も行なっています。明治39年4月、月山貞一とともに帝室技芸員に任命され、大正3年には、宮内省指示により、大和石上神宮の御神宝韴霊太刀を複製上納しています。互の目や備前伝、相州伝、山城伝、大和伝
、綾杉風など作域は幅広く、97才と長寿で晩年まで精力的に作刀しました。

 宮本包則は、本刀を製作した大正3年、85才の高齢にも関わらず作刀意欲は旺盛で、「永く護国護身の為、同好の士に頒たむ」と「製作刀剣頒布会」を発足しています。本作は、玄妙な趣ある独特の杢目肌が冴え、湾れに互の目を交えて足入る刃文
穏やかに焼いた、気品のある一振りです。包則は若打ち以外は目釘孔を開けてから銘を切る為、通常、銘字があまり大きく欠けることがなく、本作は、本来の目釘孔は上の方で、後に二つ目の目釘孔を二分(約6ミリ)ほど下げて開けたと見られます。その理由は、翌大正4年に行われた大正天皇の即位の礼に参列する本作の所有者が、本作を佩刀するために御大典太刀拵の分銅鐔に合わせて目釘孔を開ける必要があったからと考えられます。

【状態】
ヒケ・鞘擦れ跡がわずかにあります。裏側の茎の錆はまだ少なく、茎が光っており、大切に保存されてきたことが伺えます。
【付属品】素銅地金着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(東京都 第265447号 平成五年拾壱月九日交付)刀 : 保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成24年6月21日発行)拵 : 保存刀装具鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成25年4月24日)



黒塗一本掛 刀掛付
【商品番号】A060918【価格】2,800,000円(消費税込・国内送料込み)


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