アッピア街道

           

「全ての道はローマに通ず」といわれています。この道はセントセバスチャー門から始まったと聞いています。この門に続くアッピア街道の思い出を書いてみます。私はタクシーに乗ってカタコンベに行きました。キリスト教徒がローマ時代に地下に洞窟を掘り住んでいたところです。そこで魚がキリストうを表すなど始めて知りました。さて帰ろうとするとバスしかありません。チケット無し、タクシー無し、ホテルに電話すると早く歩いて帰ってきてください。暗くなると危険ですとのこと。アッピア街道をもくもくと夕暮れ時に歩いていきます。ゴッホの描いたような糸杉、ローマの遺跡羊などが眼を楽しませてくれます。石畳の道は古代からあり、まわりの風景とマッチしています。

アッピア街道


ドミネ・クウォ・バディス教会
途中ドミネ・クウォ・バディス教会がありました。ドミネ・クウォ・バディスとは主よどこに行きたもうという意味です.ペテロがイエスに聞いた言葉で、それに対するキリストの答えは「私はローマにもう一度十字架にかかりに行こうとしているのだ」とされています。この教会の中にキリストの足跡というのがありました。細長い足跡で石に刻まれていました。教会を出るともう暗くなっています。追いはぎに襲われない様、上を向いて歩こうを歌いながら、長い道のりを歩きました。映画ではこのアッピア街道に剣奴の乱で捕らえられたスパルタカスたちが延々と磔になっていました。その後セントセバスチャー門、カラカラ浴場、パラチーノの丘を見ながら真実の口のところにたどり着きました。「スパルタカス」と「ローマの休日」を楽しむ一日でも有りました