ゴッホとテオのお墓を訪れました。 殺風景な墓地の中ですが穏やかに感じました。ラブー邸はゴッホの宿泊していた部屋で、最後の息を引き取った部屋にも足を運びました。 ここには佐伯祐三夫婦も泊まったことがあります。オーベルの美しい四季、オーベルとゴッホ、オーベルに集まった画家。 いろんな画家の描いた場所(ポスターが立てられています)を見ながら歩きました。あのような場所だと絵が描けるだあろうと思いました。
人はなぜ絵が描き続けることができるのでしょう。ゴッホは生涯で1枚しか絵が売れませんでした。 それでも自分の絵が至上のものと信じていたと思います。しかし、自分だけではその才能もしぼんでしまいます。
弟のテオは月100万円以上の稼ぎ手、兄に惜しみなく経済的援助をしました。 しかし、それ以上に大切なことは 兄の能力、非凡さを心の底から崇拝し、世に出ることを真摯に願っていたからです。 それだからこそ描く事ができた。 世の中に一人でもいい、自分を認めてくれる人がいる、と感じたからこそ絵を、他人がなんと言おうと描きつづけられたと思います。 絵を見るとき素直な心で、そしてその人の人生、考え方まで見ることが大切と考えています。