戸塚パルソ通信@メール (第8号)
パルソファン図鑑
Vol.003-02
「本当のフレンチ」を表現する味の匠河本智之さん
フレンチレストラン想逢(ソワン)オーナーシェフの河本智之氏の第2回。
戸塚パルソ振興会の栗田昭義会長もイチオシする、味の匠を紹介します。
河本智之さんは、千葉県生まれ。
自分の代わりが居ない仕事であること、良い仕事をすればすぐ手応えがあることなどから、早くからシェフを目指していました。
銀座の名店、オザミデヴァンで修行した後、フランスに渡ります。
では、フランス語は堪能だったのですか?と伺うと
「ほとんどしゃべれなかったですね」
だそうです。
「厨房で使う言葉は、日本とあまり変わりませんから、仕事中は問題ありませんでした。でも、日常の言葉がわからないんですよ」
なので、諸手続きの為に出向いたフランスの役所で大苦戦。ケガや病気のときの、病院でのコミュニケーションが一番大変だったといいます。
現地の星付きレストランで腕を磨くかたわら、別にパン店にも通い、本場フランスパンのノウハウを習得します。
帰国後、河本さんは再びオザミデヴァンに戻ります。そして2009年、満を持して戸塚にドゥースパンセを出店し、オーナーシェフとなるのです。
開業した当初の戸塚の印象を伺うと
「人の多い街だなと思いました。だいぶ都会だなと。西口再開発の完成に向けて、街が躍動していた時期だったので、その活気も感じました」
戸塚パルソの栗田会長の印象は?。
「最初に来店された時から、栗田さんとお話ししていると、『この方はフランス料理を知っているな』というのがわかりました。少しでも気を緩めると見抜かれてしまう。気持ちのいい緊張感を与えていただけたというか。常に気持ちを高められたことを、ありがたく思っています」
「そういえば」と河本さん。
「子どもが同級生という御縁で、当店の経理は、戸塚パルソの足立会計事務所さんにお願いしているんです」
不思議に御縁のある、想逢と戸塚パルソなのでありました。