戸塚パルソ通信@メール 第108号
地域情報
2021年12月
演劇で防犯・啓発活動俳優 はだ一朗さん インタビュー(2)
防犯啓発イベントの神奈川での普及を目指すことを決意した、俳優・はだ一朗さんでしたが、、、、
2017年4月21日、初「防犯演劇」(大阪市淀川区)
パルちゃん:防犯啓発イベントが大阪で大反響したのを受けて、神奈川県での啓発に乗り出された訳ですが
はださん:まるっきり塩対応ですわ
パルちゃん:ええっ(笑)
はださん:冗談です。でも、「関東人は冷たい!」って感じでしたね。警察は、そっけない印象だし、区役所の対応もさみしいものでした。今にして思えば、神奈川でなんの前例もないものをいきなり持ち込まれて、どう対応したらいいのか、わからなかったんだと思います。
パルちゃん:それは仕方ないかもしれませんね
はださん:でも、手をこまねいているわけにもいきません。あるお年寄りの会に半分無理やり頼み込んでイベントをさせてもらいました。いつもの、みなさんの会の楽しみを邪魔しちゃいけないので、なるべく短く、面白く、と馬力をかけてやらせてもらったら、大反響をいただきました
パルちゃん:すごい!
はださん:その会の方が地元の警察に「すごいぞ」とプッシュしてくださいまして、そこから少し警察も協力姿勢をつくってくれるようになりました
パルちゃん:それ自体ドラマになりそうですね
2019年5月30日、表現のチカラ「クラウドファンディング キックオフ」(横浜市中区 さくらリビング)
はださん:その後、いろいろなボランティア団体さん、NPOさんとも協力させてもらって、活動についてのアドバイスももらいました。
活動していくにあたって、それまでは、私の個人プロデュースというスタイルだったんですが、受け皿となる団体を作った方がいいと。その方が信用度が増して、公的な援助や協力を受けやすいということで、2018年の9月に「表現のチカラ」を立ち上げたんです
パルちゃん:はい
はださん:そこから約1年かけて、一緒に活動してくれる仲間集めと資金集めのためのクラウドファンディングも行いました。活動をマスコミ各社が取り上げてくれたこともあり、クラウドファンディングは順調に推移して、2019年の秋には、ある程度、準備資金のメドも付きました。
そして田中照人に加え、タイソン大屋、まるおかまゆこ、伊藤えりこ、といった、昔から共演してきた役者仲間たち、演出の林洋平や音響の宮本和樹、その他のスタッフもそろって、いよいよ!となった2020年!
2019年11月12日、表現のチカラ「キックオフイベント」(東京都品川区 CO☆PIT)
パルちゃん:・・・・・
はださん:新型コロナウイルスのパンデミックで、舞台活動が大幅に制限を受けることになってしまいました
パルちゃん:なんとも言葉がないんですけど、、それでも諦めずに常に前進されている、はださんの原動力はなんですか?
はださん:「一役者としての責任感」です
パルちゃん:責任感。。。。
はださん:表現の力を悪用している人たちに、ずっと表現にこだわってきた私たちが負けるわけにはいかない、ってところでしょうか。
表現のチカラで、防犯啓発に邁進する、はだ一朗さん。次回は、その役者人生の原点に迫ります。