柚木武蔵野幼稚園は、平成7年に創立され、今年度で29年の歴史があります。
創立者の故金子タミ先生は、保育の理想を「大空にはばたく鳥のように」と高く、広く、深い願いを園舎に託して遺しています。「わたしは、すべての園児にとって、柚木武蔵野幼稚園で受けた教育が、その長い一生を通じて、強い支えとなり、社会に何らか欠くことができないかたちでプラスとなることを心から念じています」の願いを引き継いで、さらに高め、豊かな保育にしていくようにと取り組んでいます。
武蔵野幼稚園コーラスサークルのお母さん達の 歌声をお聞きください。!
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教務・制作担当
1: | 共に育ち合う集団づくり |
---|---|
2: | すべての人間は平等であるという広い視野で考える |
3: | 日本の文化に触れながらゆとりや四季感や生活の中の作法を培う *子ども一人一人がもっている個性や身体的精神的な能力が十分伸びていくよう指導し 援助していく。そのために子どもの発達や環境・教材・文化・保育内容を大事にする! * 優しさと自治力のある集団づくり。 * 常に子どもにとって最善のものをめざす保育をしていく。 * 幼児期にとって大切な仲間との遊びや原体験を大事にしていく。 子どもにとって安心した居場所を保証しどの子も自分の思いを言葉で言える力を育て ていく! * 手、足、身体、全体がよく動きしなやかさを持ち丈夫で健康な身体と生きる力を育てる。 |
1: | 「発達のすじみちにそった保育」 *2才・3才・4才・5才児の発達の筋道を抑えながらひとり一人々成長を 保障する教育内容を工夫し実践していきます。 |
2: | 「行事に振り回される教育でなく教育が充実し成長の飛躍台になる行事に」 *儀式的行事、飛躍台になっていく行事を園と親との共催の行事など目的をはっきり させながら子どもにとって 意味のある行事を精選して位置づけています。 |
3: | 「育ち合う集団づくり」<br /> *クラス集団づくりを基礎にしながら縦割り保育、学年全体で取り組む保育など目的に 応じていろいろな仲間との関わりをもてるようにしています。 |
4: | 「自分たちの生活は自分たちで築く」<br /> *自分たちの生活は自分たちでつくり出せるように自治活動のめばえとしてグループ 作りや当番や係活動 *ものごとを決めていくための話し合い活動を大切にし自分の気持ち等を言葉で表現 できるようにしています。 |
5: | 「身辺自立」 *必然性を感じさせながら身につけていくことにしています。年長のお泊り保育を 目標に身辺自立の確立をめざしています。 |
「園バスは2台です」 コースは前年度をベースにしながら新入園児の地域を加えコースを
組みます。
☆今年度のバス運行領域
子どもに合ったお弁当の内容量で楽しく食べるランチタイム!いつでもお弁当を持って 園外に行ったり、ほかのクラスと一緒に食べたりします。
専属の栄養士さんの指導による週一回の「釜戸の日」。子供達の為に季節のもの、素材を大切にした味付け、伝統食を取り入れ、バランスのとれた釜戸給食ならではのメニューを用意しています。
「園舎」…創立者の「羽ばたけ幼き子らよ」の思いを園舎に託して建てられています。 各教室に鳥のイメージがデザイン。(クラス名は鳥にちなんでつけられています。)「保育室」13・ホール・調理室・お茶室・職員室・事務室・教材庫・書庫・玄関ホール・談話室・シャワー室等。
*保育室から外にすぐ遊びに出られます。室内にトイレがあり安心して行けます。また排泄の様子を みたり指導がていねいにできます。*たくさんの良い絵本の出会いや絵本で育つ心を大事にした学級文庫には250冊前後の絵本がどのクラスにもそろっています。紙芝居も多数あります。
「自由服登園です」 遊んだり活動しやすい服・着脱が容易な服・カバン・帽子は決まった物があります。
多摩ニュータウンの中に位置し、自然や丘陵がそのまま残り樹木が多く季節感が豊かに味わえます。園の隣にある「ひだまり公園」をはじめに、園周辺には大きな公園が点在しています。安全な遊歩道で繋がっています。公園に積極的にでかけ小川や坂道、崖や山道は子供達の散歩道、かたつむり等、虫たちとの出会いの道、つたのからむ林や森は探検、冒険のファンタジックの世界です。
園庭は八王子の幼稚園の中でも広く、千坪以上あり、年少組の部屋の前にすぐ遊べるように砂場や水道、手洗い場があります。さらに大きな砂場・アスレティック・固定遊具・築山。夏期には・4才、5才児専用プールを屋上に設置、 ・2歳児専用、3才児専用プールを園庭に設置・体育倉庫・樹木は実のなる木(びわ・柿・ざくろ・桃・ぶどう・かりん・ブルーベリー・梅・グミ・いちじく) が植えられ、四季折々の旬の味をを楽しめます。また季節の野菜を育てるために、各学年の畑があり、きゅうり、トマト等々を収穫しています。
*談話室や玄関ホールは保護者皆さんの交流の場になっています。
*平成24年に太陽光発電装置が完備され、冷暖房・床暖房を含め、園で使う電気のほとんどをまかなえるようになり、子供達の節電への意識の芽生えに役だっています。
〇共に育ちあう集団作り |
〇発達の筋道にそった保育 |
〇すべての人間は平等であるという広い視野の獲得 |
〇自分たちの生活を自分たちで築く生活づくり |
〇身辺自立の確立 |
〇充実している保育内容が、形式的に行われることのないよう、子どもの実態に即した工夫を取り入れるため に、記録をもとに保育を検討する園内研修を充実させ、子どもの実態分析を行い、よりよい保育を目指す。 教員が学びを深めるための研究所を立ち上げ、教員の質向上に努める。 |
〇コロナの影響で遊びや生活が発達に影響の見られる園児の実態に合わせて、自然をいかした豊かな実体験、 思いが叶う実感のある遊び、子ども同士の関わりを豊かにし、一人一人の園児が実感を持つことのできる保 育を目指す。 |
〇保護者とともにつくる保育であるが、社会状況の変化に対応した保護者と共同に対して前年までの工夫の仕 方を発展させていく。個々の保護者の子育て支援に対するニーズをつかみ、保護者同士のつながりをつくる活 動の工夫を検討することによって、保育内容を共有し、教育活動が充実するように心がける。 |
実施内容 | 自己評価 | 実施内容・成果 | 関係者 評価 |
|
1 | 年間を通して食育 活動として栽培、 収穫、調理、食べ るまで含めた活動。 |
A | 重点としている保育活動が、今年度の子ども達により適したものとなるよ う録画、記録に基づいた園内公開研を実施し、子どもの現状分析や保育内 容の見直しを行った。実体験を通して、実感を持った活動が行うため食育 活動、調理活動の回数を増やし、多様な内容に工夫をした。また、園内の 畑、園所有の山の畑、米作りの活動を今まで以上に活用し、植え付けから 栽培、収穫、収穫物を活用するまでの工程を実体験し、実感を伴った学び を得られる活動となるようにした。 |
A |
2 | 元全日本タッチ ラグビー選手を 講師に招き本格 的な球技体験 |
A | 元日本代表のタッチラグビー選手を講師として招き、タッチラグビーを通 して体を動かすことの楽しさを感じられる取り組みを行った。取り組みを 通して、運動機能の発達を促がすと伴に、友だちと一緒に体を動かすこと や協力することの楽しさ、道具を用いた運動のおもしろさ、ルールのある 遊びのたのしさを感じられるようにした。 |
A |
3 | 日本の伝統文化、 茶道を通して 「心」を育てる。 |
B | お茶の時間を通して「和」の空間での挨拶や入退室の仕方、茶器など道具 の扱いといったお茶の作法を体験した。静の活動を経験することで、ゆっ くりと話を聞くことや聞いた話について考えて行動することを促した。ま た、季節の干菓子や花に触れ、四季の変化への関心を深めるなど、知的好 奇心が広がる取り組みを行った。 |
A |
4 | 合理的配慮の 提供の為のサポ ートプログラム |
A | 子どもの多様な発達への対応、合理的配慮の提供、家庭への支援を推進す ることを目的とし、教員研修を行うための発達支援研究所を立ち上げた。 教員研修を年4回実施し、教室の環境設定や一人一人に合ったかかわり方 の学習を行った。また、保護者の交流や学習の機会として講演会や親の会、 個別面談を実施して家庭支援に努めた。 |
A |
- 評価
- A・十分成果があった B・成果があった C・少し成果があった D・成果がなかった
評 価 | A |
理 由 |
毎年の保育検討の中で積み上げられてきたカリキュラムの内容が深まってきているが、コロナをきっかけに見直 した行事、保育内容などを子どもの実態から検証を重ねきた。引き続き、整理すべきことの精査や内容や方法の 変更を検討することが必要だと考えている。常に「今年のこどもたちにとって大切なこと」、「これから時代に 必要なことと変わらずに守るべきこと」を考え、保育計画、実践記録をもとにした振り返りをし、検討を行って いくことが充実した保育につながってくると考えている。今年度は公開保育、職員会議、研究保育、研究所の研 修プログラム、外部研修会でのレポート提案で子どもにとってという視点で保育を検討し、重点となる考え方を 共有して保育実践を行うことができたと思う。教員の学びの意欲が向上し各学期に保育研究会、インクルーシブ 保育に関する3回の継続学習会を開催することができた。しかし、産休育休を取得し、復帰する保育者が増えて いることで保育者の層が充実する一方で、一時的に保育者が抜け、入れ替わる状況がある。今後も産休育休取得 者が続く可能性も考え、子どもと保護者が安心して保育を受けられる体制の確保、保育の質を維持するための研 修の充実、保育者が働き続けることのできる職場環境の整備をより充実させていく必要がある。 また、両親共働きの保護者、支援の必要な家庭、未就園児や卒園児からの相談などが増加傾向にあり、預かり保 育、子育て相談体制のより一層の充実を検討していく必要がある。保護者とのつながりをつくるために、今後も 動画やオンライン、SNSの活用も含め、よりよい情報の共有方法などが検討課題であると考える。 |
- 評価
- A・十分成果があった B・成果があった C・少し成果があった D・成果がなかった
課題 | 具体的な取り組み方法 | |
1 | 多様な分野の研修の充実 | 遊びの充実、保育実践を客観的にとらえ分析する視座を高めるというよう に、体験的研修と実践検討研修をバランスよく取り入れながら、自分の保 育実践の充実を図ることのできる研修を行っていく。障がいのある園児も 含め、多様な配慮を必よとする園児の理解とニーズにあった保育内容の検 討のために発達支援研究所を発展させることや専門家との密な連携をとっ ていく。 |
2 | 預かり保育の充実 | 年々、共働き、勤務時間の長い保護者、子育て支援の必要な家庭が増え、 預かり保育の利用希望が増えている。保育時間など、保護者のニーズに合 わせた保育携帯を検討していく。長時間の保育になるため、子ども達の身 体的疲労や心のケアも含め、保育内容、人員配置などを検討し、子ども達 が安心して過ごすことができるよう検討する。 |
3 | オンラインの活用の充実 | 保護者とつながりにおいて、通信のオンライン配信、動画の活用で懇談会 の内容の充実を図り、よりよい活用について検討していく。また、幼児教 育の大切さを社会的に発信していくためにも、今年の動画作成やSNSなど オンラインの活用を充実した内容となるよう検討していく。 |
3 | 園務改善・効率化 | ICT技術を活用し業務を効率化し、より実践教育と保育環境の充実化を図 る。保育記録、会議資料などの紙ベース作業のデータ化を進めていく。 導入されたICTソフトの活用方法を検討し、業務を整理していく。 |
「田んぼ」や「稲作」など教育活動に繋げることが困難な活動などを継続して取り組むだけでなく更に発展させているように感じました。
タッチラグビーのように幼児でも無理なく楽しめる比較的新しい競技や伝統的な茶道の体験など「静と動」といった多様な学びがよく考えられている。
子どもの多様な発達への対応にも丁寧に人員を配置するだけでなく保護者へのサポートも充実しているように感じた。
今後も、幼児教育における知識や経験を積み、家庭、地域、社会と共に発展していくことを期待します。
学校法人 金子学園 柚木武蔵野幼稚園
住所:〒192-0373 東京都八王子市上柚木 3-8
電話: 042(678)1220