武蔵野幼稚園の保育は見えないもの、心を育てる保育です。2歳、3歳、4歳児は人間として生きていく力、人になっていく過程と捉えて発達の筋道を大切に丁寧に取り組みます。年長組になると育ててきたもの・成長が実感として見えてきます。特に卒園して小学校に行くと子どもの育ちの実感がより強く思われるようです。皆、自信を持って学校生活を送られているようです。
お子さんを2人、卒園させたお母様より感想が届きましたのでご紹介させていただきます。
特に下の子は初めてのことが苦手で緊張が強くなるところがあるため、小学校生活を心配していましたが、いざ入学してみると、学校でのいろいろな初めての体験に対してとても前向きですし、先生のお話しを逃さず聴こうとまっすぐに主体的に聴いている姿があり、私はそれを見てやっぱり我が子を武蔵野幼稚園に入れてよかったなと思いました。
しかし、「主体的な子に育てる」というのは楽器や漢字や計算を教えるのとは訳が違います。人間の土台です。うわべだけお行儀の良い子なら厳しく並べさせればそうなるかもしれませんが、言われたことにうまく対応することしかできません。主体的な考えを持つ子は、自分で考えて動くため、その中で工夫したり、言われたことの意味を考えることができるのです。
子どもにどういう力をつけさせたいか、どう育てたいのか、どんな子になってほしいか、など考え、願わない親はいません。ですが、メディア、ネット、世の中を広く見聞できるようになり、大抵のことは調べればすぐ分かるような結果の出やすい現代社会を生きる我々にとって、子育ても幼児期からついお勉強をさせたり成長の可視化を求めがちに思います。
しかし、歴史の変遷で見ると、世界の工業化に伴い一定層の教育が必要になってきた近現代は詰め込み式の教育で知識をつけさせる必要がありましたが、情報技術が発達したこれからの時代は知識を持ってそれをどう活用していくかであったり、相手の主張を聞きながら自分の主張もしていけるようなコミュニケーション能力が必要だろうと私は考えます。
これからの社会に我が子が自分らしく活躍していくためにはどう子育てしたらいいのか、幼児期に培いたい力は何なのかと考えた時、この武蔵野幼稚園のように、考え、もがき、葛藤するような人間の内面の力、そこに焦点を当て、そこを見つめてくれる幼稚園はなかなかないように思うのです。
武蔵野のこういったクラス集団を経験することは、就学する時に集団に対する価値観につながるので、子ども達にとって大きな財産になるはずです。
学校法人 金子学園 柚木武蔵野幼稚園
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