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園教育の特色!

子供の世界
logo3人のお子さんを武蔵野に通わせて

 武蔵野幼稚園の保育は見えないもの、心を育てる保育です。2歳、3歳、4歳児は人間として生きていく力、人になっていく過程と捉えて発達の筋道を大切に丁寧に取り組みます。年長組になると育ててきたもの・成長が実感として見えてきます。特に卒園して小学校に行くと子どもの育ちの実感がより強く思われるようです。皆、自信を持って学校生活を送られているようです。
 3人のお子さんを武蔵野に通わせておられるお母様よりお手紙が届きましたのでご紹介させていただきます。

   
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 うちの子は三人目の武蔵野で、昨年度ひばりになったときに保育園から編入しています(週五で働きながら上の年子二人の同時在園3年間が大変過ぎたので、二番目の子の卒園を待ってからの編入にしました)。とてもあたたかく居心地のいい保育園でしたが、武蔵野の運動会や大型動物作り、劇では我が子はどんな動きをするんだろう?お泊り会では何グループになってどんな過ごし方をするのだろう?リーダーを希望したら友達はどんな反応をするのだろう?等々思いが募り、「どう考えてもやっぱり武蔵野に入れたい!」と家族の反対を押し切って転園を決意。上の子たちの園での姿を眺めながら、転園が待ち遠しい毎日でした。
 我が家は武蔵野幼稚園に連続で5年間お世話になり、とうとう今年が最後ですが、小学校の教員(現在は育児時短なので何とか武蔵野に通えます;)をしながらこの幼稚園に通わせてもらっているからこそわかる武蔵野のすごさがあります。 保育ももちろんすごいのですが、何よりもすごいと思うのは、このご時世にして、子どもの育ちのためならタブーも度外視でどんどん親にも切り込む姿勢です。しかも個別ではなく、懇談会やおたよりなどを通してクラスみんなで共有することです(学校では当然タブーなことだらけです(笑;))。

 毎日小学校で勤務しながら武蔵野保護者生活をしていると、

入学前に園での我が子の様々な面に触れ、様々な壁にぶち当たる経験を通して我が子をよくわかっていること また何かあったときに受け止める覚悟、体勢ができていること


母が我が子を通して自分自身とも十分に向き合っていること


我が子について語り合える母仲間がいること

 これらは当たり前のことでなく、武蔵野でのあの濃厚な時間のお陰だと気付かされます。小学校で苦心するのは、学校生活に適応できない、学習についていけない等困っている子どもに対して親が気付かない、受け止められない、必要な支援を受けようとしないケースが非常に多いことです。さらにはそのような悩みを人に話すという習慣も無いし、話せる仲間もいないため、孤立している母がとても多いのです。

 今年はコロナの影響で6月からのスタートだし、行事も削減、縮小されました。この先もどうなるのかわからない。失ったものばかりが目につくけれど、目の前では先生たちが限られた状況の中、懸命に子どもたちの保育を保障していこうと頑張ってくれています。イレギュラーな中でこそ、本質が見えるものだと、コロナ休園、休校を通して感じています(我が子の小学校もHP、動画、学校だより等を通して、先生方の温かさに感動しました!)。
あと、半年ちょっと経てば子どもたちは卒園し、私たちは武蔵野幼稚園の保護者ではなくなります。幼稚園についつい頼りがち、お任せしすぎになっているのかな?とちょっと先日の学年懇談会で気になってしまいました。卒園友達から「武蔵野は良かった。小学校ってひどい!」と愚痴を聞くたびに、「わかるんだけどさ…。そればっかり言ってもどうにもならないよ…。」と悲しくなってしまいます。そんな母の思いは我が子に伝わってしまいます。
 小学校は武蔵野幼稚園とは全く違います。授業をするのがメインの場です。今は3月までに学年の授業を終えることに担任たちは必死です。学期に一度の懇談会は、担任の報告や連絡事項を聞くのみで保護者が話し合うことはほとんど無いし、クラスの母たちの顔を覚えぬままクラス替えになります。学級だよりも出さない担任の方が多いかもしれません。配慮が必要な子でも固定級でなければ、幼稚園のようには丁寧にみてもらうことは難しいです。武蔵野のような環境はおそらく二度と無いのです。
 じゃあ、今私たちは何が出来るのか…我が子に出来ること、自分自身に出来ること、親同士で出来ること…「あの時は良かった。もっとやれることがあったのに…」とならないように、小さなことでも一歩を踏み出す、小学校に向けて独り立ち準備の夏にしたいですね! 幼稚園の方針に自分や我が子を合わせて、とりあえず従っていくのではなく、自分の育児に武蔵野の良さを取り入れるスタンスになれば、小学校に上がっても無敵だと思います。
 ちなみに我が家の場合は支援を受けていた兄の小学校入学後、担任の先生にはあまり期待しないように、負担をかけないようにしようと抑えめでいました。担任はすごーく怖くて厳しい先生だったのですが、最初から私が特性についてオープンにしたことと、宿題を丁寧に見ている形跡があったことが心を掴んだようで、我が子にはスルーするところはスルーしてくれ、余裕があるときにちょいちょい必要な配慮をしてくれるようになりました。そのお陰で、先生、勉強、学校が大好きになりました。年子の姉も同様です。それ以来担任が変わってもいい循環が続いており、武蔵野ではむしろ「もっと丁寧にみてくださいね」といつも突っつかれていたのに、「お母さんが本当に我が子に丁寧によく向き合っている」といつも先生に褒められます(笑)。
 また、私自身が子育てを経験し、武蔵野保護者を経験して、育休から教員に復帰したとき、見える世界が変わったことに驚きました。今まで平面に見えた子どもたちが赤ちゃんの頃からの奥行きをもって見えるようになったのです。そして背後には家庭の姿も。問題行動を起こす子、学習についていけない子に対して「本当に今までよく頑張って学校に通ってきたね!しんどかったでしょう(涙;)」という気持ちになる自分が驚きでした。
  子どもたちもまた、過去の私が経験したことのない信頼の寄せ方をしてくれます。それだけ、親になることや、武蔵野での経験というのは大きなもので、気付かぬうちに自分を育ててくれるのだと思います。たまたま私が学校に勤務しているから感じられるのであって、なかなかそこを感じる機会のないお母さんたちにもいつか伝えたいと思っていました。
 まだまだ延々と書きたいことがあるのですが(笑)、この辺で終わりたいと思います。 くどく長すぎる長文、失礼しました。コロナと暑さに負けず、夏休み楽しみましょう♪
   
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