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園教育の特色!

子供の世界
 logo ご家族謝辞のご紹介(全文)

 子ども達を4年間・3年間幼稚園に託されたご家族の卒園に際しての気持ちが伝わる、柚木武蔵野幼稚園・卒園式の謝辞をご紹介します。

   
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 logo 令和4年度 卒園式 謝辞

 木々の花も咲き始め、小さな生き物たちも姿を見せ始めました。
 この良き日、温かな卒園式を開いて頂き、本当にありがとうございます。
 僭越ながら、卒園する保護者を代表させて頂き、感謝の言葉を伝えさせて頂きます。

 新型コロナウィルスの影響により、6月から始まったひよこ組の生活。何かと制限が多い中、先生方は工夫を凝らして下さり、不安そうな表情をしながら登園する子どもたちは、思いきり砂遊びをして泥んこになったり、お散歩に行き、草花や虫たちと触れあい、心も体も解放して楽しく過ごすことができました。
 どろどろの服や靴、ズボンのポケットから出てくるだんご虫、転んで擦りむいたひざこぞう、砂場のシャベルを取り合って譲れないというエピソード。
 毎日、当たり前にやってくる一つ一つが愛おしく、 子どもの姿がキラキラして見えた事を今も昨日のように思い出されます。
 ひばり組になると、単純ではない、色んな気持ちの出し方をするようになり、我が娘も疲れてくると友達に対して強い口調になったり、会話のやり取りを誤解して受け取ったりと、子ども同士でぶつかる事も増えてきました。先生方はその都度、丁寧に受け止め、心の揺れに寄り添ってくれました。初めての話し合い活動や大型動物づくりで協力して作り上げた事、ドキドキしながら、やれた!を感じられた劇の取り組み。相手の思いに気付いたり、時には受け入れられないという体験をして、沢山の思いに触れながら、仲間としてつながっていきました。
 色々な行事がある中で、見栄えや参加したことがゴールなのではなく、一人一人が「やれた」と思える、達成感を感じられる工夫をして頂きました。
 どのクラスも子どもたちの「好き」を見つけてくれ、入り込める時間を作ってくれ、その時の興味、関心が叶うようにやりたい事が叶った一年だと感じています。
 先生方は、いつも「どんな気持ち?」と子供たちの気持ちを聞いてくれました。やれないかも・・・という不安な時も、どこが心配、どこだったら出来そうか、とことん付き合ってくれました。わかりやすく見える結果ではなく、「自分で自分の事が決められた」という、素晴らしい経験をさせて頂きました。大人の「良かれ」誘導せず、「自分で決める」を助けてくれました。これからの自分を作っていく土台になったと思います。
 子どもたちが自分で考え、動き出せるよう私たち親も子どもの気持ちを大切に 寄り添っていきたいです
 私事ですが、卒園するにあたり、園生活で書き留めた何冊ものノートを見直しました。先生方のお言葉や、我が子やクラスの子どもたちの様子がぎっしりと書いてあり、読み切れませんでした。
 それは、私が我が子に必死に向き合ったという事。
きっとここにいるお母さん達みんなそうなのではと思います。

 沢山の人に弱音を吐きました。けれどそれ以上に沢山の言葉と優しさが返ってきました。聞いてくれる大人が自分の事のように一緒に悩んでくれる大人が沢山いる事を知りました。
 これは当たり前ではなくて、本音で話し合っていけるような信頼感や理解作りを大切にして下さっている柚木武蔵野幼稚園に居られたからこそだと思っています。子育てが一番大変な時期を支えて頂き、つながれた事を感謝しております。このつながりを大切に子供の成長を信じて進んでいきたいです。<br>
 最後になりますが、柚木武蔵野幼稚園の益々のご発展と、原田園長先生を始め、諸先生方のご健康とご多幸を心よりお祈り致しまして、お礼の言葉とさせて頂きます。
 
    令和5年3月17日 保護者代表 岩田友美

学校法人 金子学園 柚木武蔵野幼稚園
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