幼稚園は多摩地域にあり、自然豊かな環境にあります。そんな身近な環境を生かした環境を題材にして講習会を園では企画しています。
　さらに地域の中で生活するお母さん達が父母会・ＰＴＡの会で積極的に色々な文化的な題材で交流会を企画されています。そんな講習会を紹介します。
　幼稚園では食育を通してこのことを子ども達に伝えていきたいと考えています。

　絵本「ころちゃんはダンゴむし」の作者で、多摩動物公園の昆虫館に長年勤めていらっしゃった、貴家博成先生にお越しいただきました。家族で260人の参加となりました。動物の話し、動物の足型、子ども達の質問に答えていただき、動物や昆虫に興味関心が、湧いてきました。 　
　 後半は、貴家先生と園外に出かけて自然観察会。ミミズを丸呑みする「ヒル」を、お父さんが見つけたり、バッタが脱皮した後、「タマムシ」「カブト虫」のオス メス、トンボや魚など見つけ、貴家先生に解説していただき、家族でゆっくり探索する時間を、楽しみました。

　子供たちが、５月に植えて育てたコンニャクイモ。突然、にょきっと大きな大きな葉が現れ、主張してきたコンニャクイモ。１１月に掘り起こして「コンニャク作り」をしました。芋からコンニャクになる過程は面白く、原形からドンドン変化していきます。シンプルなもの、青のり、ゆずを入れたり、ミックスにしたりして刺身コンニャクとして味わいました。初めて食べた子が多く「コンニャクって美味しいね！」と何枚も食べていました。

　父母会のサークル部では一学期は「浴衣の着付け」を、二学期は「酵母について」の学習と体験会がおこなわれました。今流行になっている「酵母」は免疫力を上げ、体に良く、取り入れたい食文化です。家族の健康を願って参加者は講師の先生(在園のお母さん）の話を真剣に聞いていました。