武蔵野での5年間を振り返って
武蔵野幼稚園の保育は見えないもの、心を育てる保育です。2歳、3歳、4歳児は人間として生きていく力、人になっていく過程と捉えて発達の筋道を大切に丁寧に取り組みます。年長組になると育ててきたもの・成長が実感として見えてきます。特に卒園して小学校に行くと子どもの育ちの実感がより強く思われるようです。皆、自信を持って学校生活を送られているようです。
武蔵での5年かを振り返ってのお母様よりお手紙が届きましたのでご紹介させていただきます。
『武蔵野でいいんだ!』という思いがありました。理由はいくつかあります。先ず、プレに通う前に見ていたホームページが充実していた事です。武蔵野だけが、しっかりと保育の方針や何を目指しているのかを書いていました。ほかの園では、「あいさつができる子に」とか、「あかるく」とか、園の目指すものがほんの一行でしがあらわされていないことにがっかりしました。全くわたしの心には響いてきませんでした。
武蔵野のホームページは読む母親のにとっては宝の山のようでした。私のこころに響いた言葉のひとつが「行事に振り回されない保育」でした。自分も昔、教育現場にいたときに、常に行事に振り回されて疲弊していたのを思い出したからです。武蔵野は保育の内容をきっと吟味してやっていく園なのだと思いました。また、資料を見て、差別をしない、という言葉にも感動しました。発達で気になるところがあった息子も、きっとここでは温かく迎えてくださるだろうと思いました。
いよいよ年少さんで入園しました。こだわりの強い息子、好きなことを存分にやりたい息子を理解し、見守り、助けて下さった先生方に感謝しました。息子が園に入りひとつのことにすごく集中するのだとわかりました。好きな「電車」をきっかけに、お友達ができました。電車を自ら作る楽しさを見い出しました。自分で作った電車に対する愛着は既製品をはるかにしのぐものでした。既製品より手作り品をいとおしむ姿にうれしくなりました。こどもは「本当に楽しいもの」がわかるんだなと思いました。
二年後に入った娘も連日、工作に打ち込んでいます。絵も工作も狂ったように大好きです。幼稚園に行けば行くほど想像力が膨らんでいくように思います。この想像力も武蔵野に入らなければ、開花しなかったかもしれません。子供たちが夢中になる保育をかんがえてくださるからこそ、こどもの中からそういった可能性が引き出されてくるかもしれませんね。
園長先生がおしゃる通り、武蔵野は「先生」という人材が素晴らしいです。人件費にお金をかけている、というお話にもすごく納得がいきます。先生方は本当に一生懸命、忍耐強く子どもたちにかかわってくださっています。これぞ「プロ」だと思われます。けれど、そんなプロの姿を先生方は決して見せびらかすわけでもなく、知識をひけらかすわけでもなく、自然にやっていらっしゃるのがスゴイ!です。この幼稚園を一歩出て、いろんな保育所の先生や子どもたちに出会いますが、先生の言葉がけが武蔵野と全然違うのには驚きます。武蔵野は武蔵野の「言語」を持っていますね。他の保育所の先生の言葉がけ、「〇〇くん!どーしてそんなことするのっ!」と私が家庭でイライラしたときにかける言葉に酷似しています。こどもの心に寄り添うことばがけはなんて、なんて貴重なのだろうと思います。
担任の先生も他のクラスの先生方も、フリーの先生も、サポーターの先生も本当に子どもをよく見てらっしゃいますね。感覚が研ぎ澄まされているように思います。心も温かい。それはクラス通信を見ていても、行事のDVDを見ていてもとてもよく伝わってきます。どの先生も長ーく勤めていただきだいです。先生方は私たち(親たち子たちにとって)本当に宝です。
私は子どものことで悩みはたくさんありますが、この園にいれていただけたことを誇りに思っています。この園に入れてよかったと、100パーセントの自信を持っています。将来、ひきこもるかもしれない、事件をおこしてしまうかもしれない。未来はわかりません。
でもこの園に入れたことは絶対に正解です。これだけは胸を張って言い切れます。5年間、本当にありがとうございました。
でもこの園に入れたことは絶対に正解です。これだけは胸を張って言い切れます。5年間、本当にありがとうございました。
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