日本には長い歴史の中で豊かな農産物、海産物、畜産物を生かした「和食」という素晴らしい食文化があります。幼稚園では日本の素晴らしい食文化を釜戸給食で子ども達に伝え、食育として取り組んできました。
我々は生きるために食事をします。食物を採り、調理し生きるための栄養としています。食物の命をいただいて我々の命としているのです。
幼稚園では食育を通してこのことを子ども達に伝えていきたいと考えています。
年長組の子ども達の目の前で、頭を取られ、内臓を出されて三枚に下ろされる鮭の解体を見て、おどろく顔、顔をしかめる子、子ども達にはショックのようです
人間は食べ物として動植物の命をいただいて生きていることを幼稚園では食育の中で伝えていきたいと取り組んでいます。
解体の後、自分たちで野菜を調理し「チャンチャン焼き」にして頂きます。
鮭丸ごと一本を解体
切られた頭にみんなビックリ
内臓を取り出して
心臓などの部位を確認
野菜を手で裂いて
チャンチャン焼き・美味しいね
日本には、古くから節分に玄関に柊(ひいらぎ)の葉とめざしの頭を玄関に飾り、めざしを食べて厄除(やくよ)けをする風習があります。
園庭で子ども達の前で炭火でめざしを焼きます。幼稚園じゅうに香ばしい香りが立ちこめ、子ども達の食欲をそそります。子ども達は頭からかぶりつきそのおいしさに舌鼓をうっています。
ひいらぎの葉とめざしの頭を
炭火で焼きます
いい匂いが園庭じゅうに
お面をかぶって
頭からガブリと
みんな健康に過ごせますように
ご家庭でさんまを焼いて食べる機会も少なくなっているのではないでしょうか。秋の旬のものを食することも季節を感じる良い機会ですね。
さんまは骨と身が剥がれやすく年長になると箸を上手に使えるようになります。そしてさんまは内臓も食べられます。子どもたち美味しそうに骨を残して全部食べます。
園庭でさんまを
炭火焼きで
焼けたかな
一人一匹ずつ早速いただきます
箸使いが上手だね
骨を残して全部食べたよ
幼稚園では年長組の米作りの過程で米の収穫前に発生するイナゴを子ども達が捕まえて園に持ち帰ります。そしてイナゴを素焼きにしていただきます。最初は嫌がって食べない子もいますが、食べてみると意外に香ばしくて美味しいと食べています。
イナゴは昔から食用昆虫で栄養豊富で貴重なタンパク源として長野県、群馬県、山形県、宮城県の一部の地方で海産物の採れな山間部で食べていたようです。
現在でもイナゴは人気の佃煮として食されています。
収穫間近の田んぼで
イナゴを捕まえて
ペットボトルの虫かごに入れて
一晩糞を出し切って素焼きにして
子ども達は興味津々
香ばしくて美味しい
学校法人 金子学園 武蔵野幼稚園
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