近年、季節の変化と食べ物との関わりが薄らいできています。秋は収穫期、実りの秋です。魚、果物、野菜が沢山出回り「旬のもの」が食べられます。年齢にもよりますが、5才児ぐらいになると「魚」を姿のまま食べる、「果物」も自分でむいたり、かじったり(リンゴの丸かじりをして、芯を残しながら食べる等)という体験もさせたいものです。
沢山の野菜は食生活を広げることになります。味覚も育つ年齢です。「甘い」「すっぱい」「からい」「しょっぱい」等、言葉にしながら味わうことも、生活の中で食との響きあいを見逃してはならない大切な視点と考えてます。
福島県から産地直送の「さんま」を焼いて!
細かな骨もしっかりとって食べます。
細かな骨もしっかりとって食べます。
リンゴ園で実りを確かめます!
その場で食べました!
◎いちご摘み→その場で食べました。
◎竹のこ掘り→タケノコご飯、
ゆがいて醤油で食べました。
◎梅もぎ→梅ジュース
◎ジャガイモ掘り→ゆでて食べました。
◎梨もぎ、リンゴ狩り→その場で食べました。
◎里芋掘り→塩ゆでにして食べました。
◎さつまいも掘り →園庭で焼き芋
茶巾しぼりサツマイモご飯他
◎大根掘り→おみそ汁
◎栗ひろい、柿もぎ 他
こんなに大きな大根見たことない!
大根って重いんだよ!
収穫物によって、木になっていたり、土の中で実っていたりとそれぞれ違いがあります。自分の手で掘ったり、もいだりして収穫した物を持ち帰る時、重さを実感してがんばって歩く姿があります。人間って自分の要求(持ち帰るんだという意志)を持った時の力ってすごいと感動する取り組みでもあります。
お店で売っている物は土から掘って泥が落とされて店の棚に並んでいるんだということが収穫の体験で理解します。
これがサツマイモか!!
園でサツマイモご飯にしました!
収穫したものは家庭に「おみやげ」として持ち帰ります。子どもたちは収穫した時の様子を話し、そして親がそれを聞いたりしながら、家庭でも一緒になって「旬の味」を楽しみます。
ちっちゃな種から双葉がでてきて!
春菊の葉っぱに変わります!
育てようと思う「野菜」とその種(たね)が子ども達には結びつかないようです。毎日水やりをし、発芽し、育って行く変化を楽しみにするようになって来て、観察するという目が養われます。 育て、収穫し、食べることは子どもたちにとって、大きな喜びになり、食べる事への楽しみにもつながります。
おみそ汁に入れて食べました!
自分たちで育てるとおいしいね!
おやきを作っています!
中の具も自分たちで調理します。
素材からそれを「切ったり」「煮たり」「こねたり」して調理し変化して行くこと、「におい」「音」を感じることは、ただ食べる行為だけではなく、実際自分が作ったことで「食欲」につながります。また包丁などの道具を使ったり、切り方がいろいろあることを体験し、調理活動を通して「食」への興味が広がります。
ふかしたサツマイモの皮をむいて!
道具が便利なことを知ります!
学校法人 金子学園 武蔵野幼稚園
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