松村国際法律事務所

任意整理

裁判所への申し立てをしないで弁護士が債権者と話し合い、法律（利息制限法*）に基づいた債務の減額交渉をし、継続可能な返済方法を定めることによって解決を図ることをいいます。

利息制限法は金銭貸借上の利息の上限を定めた法律です。
借入金　元金１０万円未満の場合は年利２０％
　　　　　元金１０万円以上１００万円未満の場合は年利１８％
　　　　　元金１００万円以上の場合年利１５％

したがってこの上限を超える利息は原則として無効であり、支払う必要はありません。しかし多くの金融会社はこの上限を超える金利で貸付けをしていますので、無効であることを主張することによって債務（借金）の減額を図ります。

任意整理のメリット・デメリット

メリット
・裁判所を利用する手続ではないので、自己破産手続のように煩雑な書類を
　用意する必要がありません。
・破産手続きと異なり、財産を残すこともできます。
・ほとんどの場合、借金が減額され、返済も無利息での分割返済が可能となります。

デメリット
・ブラックリストに載る
　金融会社が審査のために利用する信用情報機関に５～７年間登録されます。

解決までの主な流れ

●用語一覧（用語集をご確認ください）
受任、受任通知、利息制限法

弁護費用

①債権者一件につき　　４２，０００円
②債権者からの請求額と和解金額の差額の１０．５％
③債権者より過払金として返還された金額の２１％